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今回はとても危ない世界へと皆様をご案内致します。 前回のマーラーが後期ロマン派の終焉を予告し、次に近現代音楽へと向かう20世紀半ばの時代、この頃にはもうクラシック音楽の中身はロマンから狂気へと移行しています。 「トゥーランガリーラ交響曲」は第二次大戦後まもなくフランスの作曲家メシアンによって作られた大曲で、パッと聴きどこかしら新興宗教じみているような、、、それでいて特撮映画音楽にも似た不協和音がSF的な印象をも与え、聴いている者をとても不思議な気持ちにさせてくれます。 トゥランガリーラは全部で10楽章ありますが、全曲聴く場合にはどうぞご注意ください。 (どっぷりトランスする気であれば、宇宙に呑み込まれていくような感覚が味わえます)
喜悦という名をかりた官能的で狂気な世界 - メシアンの表現した愛は、人間を超越した巨大な存在へと向けられています。
トゥーランガリーラ交響曲 序章
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1501962 (↑ラトル盤 試聴できます)
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