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今回は催眠に掛かるとはどういう事なのかを書き出してみます。 多少でも知識のある方には目新しい情報はありませんので、悪しからず。
催眠が何だか分からないと掛かるのが不安ですし、不安なものは信じたくありません。 結果、わけの分からないインチキ臭いものとして遠ざけてしまいます。 しかしそれがどういうものなのか、頭の中でシミュレートできれば、不安や怖れは解消でき、逆に催眠に対する興味が強く湧いてきます。 ではどういうものか、日常の状態で確認することはできないでしょうか? できます。
まず、すぐに思い浮かぶのは信号機です。 赤>>止まれ、青>>進め 交通量が多いときには車にはねられるのが嫌なので、この通りにします。 けれど誰も居ない、車も通らない信号で、赤>>止まれを守ったことはありませんか? 交通ルールだから当然と言えば当然ですが、これは暗示(赤)によって行動を変化(停止)させられた催眠状態だと言えます。 誰も居ないんだから渡れることは知っています。 けれど渡らない。 「渡れるけど渡らない自分」を客観的に知っています。 そして青(進め)になったら渡ります。 催眠に掛けられるとは、簡単なイメージではこんな状態です。 催眠AVで、笛が鳴ったらタイムストップになり固まる暗示もこれです。 信号が赤になったから止まるのです。 もちろん動けることも知っています。 けれど無理に動かなくてもいいかと思っている状態です。
もう一つ。 朝仕事に出かけるときにスーツを着ると、途端にサラリーマンとしての自覚が生まれて来ませんか? いわゆる仕事モードというやつです。 医者は白衣を着た瞬間に医者になります。 警察官は警察服を着た瞬間に警官になります。 服でなくとも、何かのキッカケで、おそらく皆そうして気持ちを切り換えているのだと思います。 では、その切り換えスイッチは誰が押しているのでしょうか? 自分です。 催眠術師が「あなたは警察官になります」と言って外からスイッチを押されたときには、それが催眠と呼ばれます。 なので自分の中で、「何かになることができる許容範囲」が大きい人ほど、人格変換の催眠に掛かり易くなります。 例えば催眠で一般の人に、「あなたは犬になります」と言ってもなかなか掛からないと思います。 犬とはどういう生き物なのかは知っているけれど、「なりたくない」という気持ちが優るからです。 しかし役者やタレントならば、すぐに「犬になることを受け入れられる」と思います。 私達が普段観ているのは、そういった許容範囲の広い人達の催眠状態です。
ところがこれが音声催眠ではどうでしょう? あなたを見る人は誰もいません。 あなたに声を掛ける術師さえもです。 そうしたことで、たちまち許容範囲が広くなるとは思いませんか? 思いっきり犬やら何やらになっても恥ずかしくありませんね? 誰にも見られない場所で、もしも「服を脱いで」と可愛い子に言われたなら、あなたは一体どうしますか? もちろん脱ぎますよね? 「おっぱい舐めて」と言われたら、絶対にペロペロ舐め回します。 この言葉使いが、催眠だと若干かわるのだと覚えておいてください。
「あなたは服を脱ぎます」、「あなたはおっぱいを舐めます」
その言葉使いの約束事のようなものを知っておけば、不思議には思いません。 なので淫語ボイスにしか興味のなかった方もどんどん入ってきてください。 きっと新しい楽しみが見つかると思います。
それではまた―。
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